択一六法は紙の本がいいか、電子書籍版の方がいいか。それとも自炊すべきか。

LEC択一六法

司法試験・予備試験受験生に大人気の書籍に「完全整理 択一六法」というものがあります。

LEC択一六法は紙の本と電子書籍版が出版されていますが、どちらを購入すべきか悩んでいる方は結構いらっしゃるのではないでしょうか?私も愛用しているのですが、購入する際は悩みました。

私は両方使っているので(電子書籍はAmazon Kindle版を使っています)、今回は私が考えるそれぞれのメリット・デメリットと自炊した場合のメリット・デメリットを書こうと思います。どちらを買おうか迷っている方、参考にしてみてください!

択一六法の素晴らしいところ

まず択一六法の素晴らしいところを語らせてください!

  • 図や表が多くて、頭の中の整理にとても役立つ
  • 条文とそれに関連する重要ポイントや論点が記載されている

個人的には短答式試験対策の本だと思っているのですが、2022年版は論点一覧表まで掲載されるようになり、さらに便利な一冊になりました。

まだ択一六法の中身を見たことがない方は一度本屋で立ち読みしたり、電子書籍のサンプルをダウンロードしてみてください。めちゃくちゃ情報量が多くて非常に便利な一冊です。

参考

もしかしたら、択一六法は勉強開始直後の人にはあまり役立たないかもしれません。

私の体験談なんですが、2021年版が発売されて7科目揃えたものの、勉強開始から1年くらい経つまで良さがわかりませんでした。むしろ非常に使いづらい本だと思っていたくらいです。情報量が多すぎて、初学者にはオーバースペックだったんですよね。

しかし、その後勉強が進み、短答対策で久しぶりに使ってみたら、めちゃくちゃよくてびっくりしました。

購入を検討されている初学者の方は、まず立ち読みしてみることをオススメします。

紙の本

メリット

  • 書き込みができる
  • すぐ開ける
  • 調べたいことを索引を使ってすぐ引ける
  • デジタルよりも紙の方が記憶の定着にいい(らしい)

2つ目の「すぐ開ける」ですが、タブレットなどで電子書籍をみる場合、スリープ解除→アプリを開く→該当の電子書籍タップ→該当ページという手順を踏まなければならず(ショートカットやウィジェットなどを使わない場合)、ちょっと時間がかかります。これが紙の場合は手元にさえあればすぐ開くことができます。面倒ではないことも勉強する上では重要な要素でしょう。

私はよく参照する表に付箋を貼り、確認したいことがすぐチェックできるようにしています。

商法択一六法

4つ目の記憶の定着に関してですが、以下の動画が参考になるかと思いますので、見てみてください。

デメリット

  • 重くて厚いから持ち運びに不便
  • 厚いから押さえていないと本が閉じてしまう

持ち運びせず、自宅での勉強がメインであれば、重さや暑さは問題とならないでしょう。本を閉じてしまう問題はブッククリップを使えば解決します。

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電子書籍

メリット

  • スマホやタブレットに全科目分入れても端末の重さだけ(重さ問題解消)
  • スクリーンショットを撮ってまとめノートが作れる
  • スマホでも見られる

私は勉強する際、あまりノート作りしないのですが、何度か触れても整理しきれない・覚えられない内容の場合はノートにまとめたりしています。手書きで表を丸写しするのは面倒なので、スクショを貼り付けられるデジタルは大変便利です。時短になります。ネットで見つけた画像も一緒にまとめておきたい場合、出先でも確認したい場合もデジタルがいいですね。

iPadのGoodNotesで民法の共有・合有・総有をまとめたもの

デメリット

  • 書き込みができない
  • 何かを調べたいとき、紙よりも手間がかかる(検索できない)

電子書籍版の択一六法で何かを参照したい時は、目次からおおよそのページに飛んだ後、ページをめくって該当箇所を見つけるか、索引のページを見ておおよそのページを把握し(索引で見れる該当ページと電子書籍の位置No.は一致していない)大体この辺だろうというページを開いた後、ページをめくって該当箇所を見つけるという手間のかかることをしなければなりません。

電子書籍には検索機能が使える本が多いですが、択一六法は検索できません。

しかし、目次は割と見やすくわかりやすいので、時々使う程度ならストレスにならないです。

自炊した択一六法

「自炊」とは紙の本を断裁(裁断)し、スキャナーでPDF化することを言います。

メリット

  • 持ち運びに便利な上に書き込みができる
  • スマホでも見られる

自炊した択一六法をタブレットのノートアプリ(iPadのGoodNotesなど)に入れれば、重さ問題に悩まされることなくどこでも持ち歩くことができ、さらに書き込みができます。

デメリット

  • 自炊するのが面倒
  • 使い勝手に難あり

キレイに自炊をしようと思った場合、裁断機とスキャナーの購入に6万円くらいかかります。さらに自炊の作業をするという手間がかかります。最近は、スマホやタブレットのアプリを使って裁断せずにスキャンすることもできますが、この場合は裁断機とスキャナーを使った場合よりもさらに手間がかかり面倒です。仕上がりもよろしくありません。

手間なくキレイに仕上げたいという場合は自炊代行業者に頼むこともできます(気になる方は「自炊 代行」で検索してみてください)ので、この場合はあまりデメリットとは感じないでしょう。

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自炊歴10年以上でGoodNotesもかなり昔から使ってきている私が思うのは、ページ数が多すぎる辞書的な本は自炊に向きません。正確に言うと、ノートアプリで使うのに向きません。参照したい箇所に辿り着くのに手間・時間がかかり、億劫になり、使わなくなるんですよ。もしOCRの処理をしたとしても、検索で引っかかる箇所が多ければ多い程、辿り着くのに時間がかかってしまいます。電子書籍で該当ページに辿り着くよりも時間がかかると思っています。

結局、どれがいい?

用途次第でしょう。どうしても自宅以外の勉強が多くなる方で勉強道具以外の荷物もそれなりに持ち運ぶようであれば、電子書籍がいいのではないでしょうか。家での勉強がメインの方、持ち運びしても重さが気にならない方であれば、紙の本がいいと思います。紙の本でもスマホのカメラで写真を撮ってデジタルノートに貼り付けることもできますしね。

私は紙の本をメインで使い、頭の整理にまとめノートを作りたい科目、外出時に辰巳法律研究所の肢別アプリで勉強したときに参照したい科目だけKindle版を買うようにしています。

電子書籍版が気になる方はサンプルを無料でダウンロードしてみることができるので、一度どんな感じなのか確認してみるといいですよ!